家事代行スタッフ(家政婦)にあると役立つ資格やスキル

資格

家事代行スタッフとして働くには、資格は必要ありませんがあると役立ったり、有利になる資格があります。今回はそのような資格について、解説いたします。

掃除・整理収納の資格

クリンネスト

ハウスキーピング協会が認定し発行している、掃除のスペシャリストの資格です。クリンネストとは、「クリンネス=清潔」と「スペシャリスト=専門家」を掛け合わせた造語で、掃除の専門家という意味の資格となります。

2級、1級があり、2級は6時間の会場講習かオンラインでの通信講習にて、掃除の基礎を学ぶことができます。1級では、数か月~1年までのオンラインでの通信講座のみで、プロとしての掃除知識を学ぶことができます。

クリンネスト
階級 2級・1級
会場 東京・兵庫・オンライン
受講料金 25,300円(税込)~
公式サイト ハウスキーピング協会

整理収納アドバイザー

整理収納アドバイザーは、ハウスキーピング協会が認定し発行を行っている資格です。2級、準1級、1級があり、2級では基本的な整理の考え方や方法、収納のコツなどを学べます。講座はオンラインと全国各地にて開催されており、1日の受講で資格の取得が可能です。

準1級は、2級よりさらに整理収納の知識を深めたい方に向けた資格となります。講座は2級と同様にオンラインと全国各地にて開催されており、準1級の講座は2日間となっております。

1級では、整理収納のプロフェッショナルとして社会で活躍できるか判定します。準1級認定講座を受講後、1次と2次試験に合格した方のみ与えられる資格になります。

整理収納アドバイザー
階級 2級・準1級・1級
会場 全国各地・オンライン
受講料金 24,700円(税込)~
公式サイト ハウスキーピング協会

整理収納清掃(3S)コーディネーター

日本整理収納協会が認定し発行している整理収納清掃(3S)コーディネーターは3級、2級、1級があり、3級は整理・収納・掃除の基礎的な知識、2級では3級よりレベルアップしたい方に向けた整理・収納・掃除の奥深い知識、1級では、整理・収納・掃除の実技を行い、技術を習得します。

整理収納清掃(3S)コーディネーター
階級 3級・2級・1級
会場 栃木・広島・熊本・オンライン
受講料金 17,600円(税込)~
公式サイト 日本整理収納協会

ハウスクリーニング技能士(国家資格)

全国ハウスクリーニング協会が認定、発行を行う国家資格です。学科と実技の試験が行われ、合格された方にハウスクリーニングの技能を有している証明として、ハウスクリーニング技能士の資格が与えられます。

試験を受けるには、3年以上の実務経験が必要になります。

ハウスクリーニング技能士
会場 仙台・東京・大阪・福岡
受験料金 学科8,900円、実技29,900円
公式サイト 全国ハウスクリーニング協会

料理に関する資格

調理師(国家資格)

調理に関しての一定の知識を保有していることを証明する資格です。

試験は各都道府県にて年1回開催されています。試験を受けるのは、2年以上の実務経験が必要となります。

開催時期は、願書受付が5月ごろ、試験は10月ごろに行われます。詳細は、各都道府県のホームページにてご確認ください。

栄養士・管理栄養士(国家資格)

栄養士や管理栄養士は、特定の教育施設(大学・短大・専門学校など)を卒業しなければ取得ができない資格です。栄養士は卒業をすることで取得ができますが、管理栄養士は、栄養士取得後に実務経験を経て試験に合格しなければ取得ができない資格です。(実務が必要なく管理栄養士試験を受けられる教育施設もあります。)

シッターに関する資格

保育士(国家資格)

子供の保育に関しての知識や技術を持っている事を証明できる資格です。シッターは資格なしでも行うことができる職業ですが、大事な子供を預ける親としては持っておいてもらいたい、資格だと思います。

取得するためには、年2回行われている保育士試験に合格する必要があります。

幼稚園教諭(国家資格)

幼稚園の教諭になるために必要な資格です。上記の保育士と似たような資格ですが、保育士は管轄が厚生労働省で福祉に属する資格に対し、幼稚園教諭は文部科学省管轄で教育に属する資格です。

対応する子供の年齢も、保育士が0歳から6歳に対し、幼稚園教諭は3歳から6歳の違いがあります。

介護・介助に関する資格

介護福祉士・介護職員初任者研修(国家資格)

利用者の体に触れる、身体介護を行うには必要になる資格です。家事代行サービスとして掃除や洗濯、調理などを行う分には必要ありませんが、老人や身体障害者に介護を行う場合には、介護福祉士や介護職員初任者研修(ヘルパー)の資格が必ず必要となります。

まとめ

家事代行サービスを行うのに有利になる資格をご紹介させていただきました。

資格は無くても問題はありませんが、資格を持っていることで知識や技術がある事の指標となりますので、相手にも信用されます。

取得には簡単に取れるものと、難しいものがありますが資格取得を検討されてみてはいかがでしょうか。