近年、共働きの世帯が増えており、総務省の調査によると、昭和55年(1980年)は「専業主婦世帯」が1,114世帯、「共働き世帯」が614世帯で有ったのに対し、令和元年(2019年)には「専業主婦世帯」が582世帯、「共働き世帯」が1,245世帯と逆転しています。
そんな共働きの多い現代では、家事と仕事と育児をすべてを完璧にこなすのは、とても大変なことです。完璧にこなそうと思うあまり時間に追われ、ストレスをため込んでおられる主婦の方も多いのではないでしょうか。家事を時間短縮し、日々の暮らしを楽にしていきましょう。
今回は、家事の手抜きや時間短縮が行える、時短アイデアやテクニックをご紹介いたします。
頑張りすぎない家事を目指そう
まずは、頑張りすぎない家事を目指してください。働きながら、子育てしながらの家事は、家事にあてる時間も限られ、完璧にこなしていくには大変なことです。完璧を求めるあまり、日々の家事に疲れ切っている主婦の方も多いのではないですか。
「家事の手抜き=悪」ではなく「家事の手抜き=楽」です。
頑張りすぎない楽な家事を行うことで、笑顔も増え家族みんなが幸せな気持ちですごせるでしょう。
笑顔が増えるとみんなが幸せになるね!
時短アイデアやテクニック
ここからは、本題の家事の手抜きが行える時短アイデアやテクニックを、ご紹介させていただきます。紹介は下記の項目に分けて紹介したします。
- お金が必要ない、すぐ実践できる
- お金は少し必要、簡単にできる
- 高額な金額は必要だが、時短効果が大きい
お金が必要ない、すぐ実践できる
- ワンプレートに盛り付けする
料理をワンプレート(一皿盛り)にすることで、お皿洗いの負担も軽減されます。 - フライパンのまま提供や、ホットプレート料理を活用する
料理の盛り付けをしなくていいので、手間が省ける。 - 魚を焼くときは、アルミホイルを敷く
魚を焼く際のグリルやフライパンには、アルミホイルを敷くことで洗う時の手間が全然変わります。 - 食材を切るときは、まとめて切っておく
2、3日分の食材をまとめて切ることで、他の日は包丁やまな板が必要なし、洗い物も減り時短にもなる。 - ハンガーにかけて干した洗濯物は、畳まずクローゼットへ吊るす
ハンガーのままクローゼットに吊るすことで、畳む作業を減らせる。 - ゴミ箱の数を減らし、ゴミ集めの手間を減らす
ゴミ捨て時の手間が集める作業。ゴミ箱の数を減らすことで時短できます。
お金は少し必要、簡単にできる
- 電気圧力なべを使う
具材を入れてスイッチを入れるだけで、料理が出来上がる優れものです。電気圧力鍋の購入に、15,000円~30,000円程度必要です。 - 便利な調理器具を使う
千切り用やみじん切りなど調理器具を利用する。おすすめはすぐ使えて、洗うのも楽なものです。すぐに取り出して使えないものや、洗うのが面倒なものは、経験上買っても結局使わなくなります。おすすめは、ぶんぶんチョッパー(紐を引っ張ってみじん切り)、ピーラータイプの千切り機です。どちらも1,000円~2,000円程度で売っています。 - モップ付きスリッパを履く
底がモップ状になったスリッパをはいておくと、家を移動しているだけで掃除ができます。隅々まではできないものの、掃除の頻度は減らせます。1,000円~2,000円程度で売っています。
高額な金額は必要だが、時短効果が大きい
- 食器洗い機を使う
ご飯後の片付けが格段に楽になります。卓上型(キッチンに乗せるタイプ)とビルトイン(引き出し型)があり、卓上であれば設置は簡単ですが、作業スペースが狭くなります。ビルトインは機器や設置が少し高額になります。卓上は、約30,000円~、ビルトインは、約80,000円~となります。機器の代金以外にも設置費用が必要となりますので、お気をつけください。 - 乾燥機付き洗濯機を使う
干さずに乾燥機を使うことで、干さなくてよくなります。電気代が気になる方もおられるかと思いますが、最近のものは省エネ効果が優れていますので、洗濯機を長くお使いのご家庭は買い替えするのがおすすめです。乾燥方式がヒートポンプ式のものが、省エネ効果が高いのでおすすめですが、高温にならないためにおいの元の菌が残りやすいため、洗剤などを殺菌効果の高いものに変えるなどの対策が必要です。 - IHコンロに変える
IHのコンロはフラットなので、料理後は布巾で拭くだけでOKです。また、火も出ないため安全でもありますが、火がないので慣れるまで料理がやりにくいデメリットもあります。費用は取り付け込みで約50,000円~となります。
まとめ
家事の手抜き術をご紹介させていただきました。高額なお金が必要な物程、楽になる効果は高いです。懐事情もありますので、家庭内で相談いただければと思います。
家では楽してゆっくりが1番ですねー!